臨床工学技師の仕事とやりがい

医療事故を起こさないシステム

腎臓病の治療について

腎臓を患っている方へ

臨床工学技士が携わる医療行為

人工呼吸器の操作・設定

人工呼吸器とは、脳に重大な疾患があり、「呼吸しなさい」と言う命令が脳から出なかったり、肺に疾患があって、呼吸ができない場合、或いは手術時に麻酔や鎮静をかけて、自力で呼吸ができない場合に、人工的に換気を行う機械です。

臨床工学技士と言う資格ができる前は、こう言った機械の準備や設定は、看護師や医師が行っていましたが、近年、機械が複雑になってきており、マニュアルを理解していないと大きな医療ミスにも繋がりかねないので、最近では、機械のスペシャリストの臨床工学技士が任されている病院が多いです。

臨床工学技士は、最初の人工呼吸器のセッティングから業務に携わり、日々患者様の状態を把握して、呼吸状態は良いのか、患者様が楽に呼吸でできているか、できてないなら、何が原因か、どこの値をどうすればいいのか、と言うことを考えて、他の職種の方とディスカッションします。

例えば、医師側は、呼吸状態を「こういう風にしたい」と言う希望はあるのだけど、この人工呼吸器ではどうしたらいいのか解らない、と言った事が、多々あります。要するに、身体のことはわかっても、機械の事は解らないわけです。そこで臨床工学技士の登場です。

医師から「この患者さんの呼吸を○○にしたいんだけど、この機械ではどうしたらいいの?」などと質問が来ます。ここで、「○○ってなんですか?」って答えるようでは、周りの信用をなくしてしまいます。

ちゃんと、日々勉強して、○○の事も理解した上で、「この機械なら、ここをこういう風に設定すれば○○になります。どうしましょうか?」と、医師の指示を仰ぎます。

また、臨床工学技士の立場として、「○○よりも■■という治療の方が患者さんの為にもよい」と思ったのなら、それを、エビデンス(証拠・根拠)を前置きした上で伝えるのも良いと思います。

医師が怖い、とか、自分なんかが医師に意見するなんて・・・とか、そういうことを考えていると、いい治療はできません。医療はチームプレイです。患者さんの為を思ってのことであれば、遠慮せずにディスカッションする事が必要です。

・・・ただ、医師に意見をするのでも、その医師に信頼されていなければなりません。「○○もわかんなかったやつが、俺に意見するのか??」と、反発を喰らう事もあります。

なので、日々の勉強、信頼される為の努力を惜しまない事、その上でのディスカッションが必要になります。