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腎臓病の治療について

腎臓を患っている方へ

腎臓病の治療について

腎臓病は、急性腎不全以外の腎臓病は、基本的には治りません。腎臓病の治療とは、「完治する」と言うことではなく、「今の状態より悪くしない」という事なのです。

その治療法にはいくつか方法があります。これらは、それぞれ単独で、1つずつ行うわけではなく、並行して行っていくものです。

まずは、薬物療法からご説明します。次ページにて食事療法をご説明します。

薬物療法

「腎臓病の薬物投与」と一口に言っても、「何を目的とするか」ということだけでも、何種類もあります。

薬

血圧を下げる薬

実はあまり知られていないことだと思うのですが、腎臓と言う臓器には、全血液の1/4もの量が流れています。それだけ、一生懸命仕事をしているのです。血圧が高くなると、それだけ腎臓に流れる血液の圧力・流量も高まり、それだけ一生懸命仕事をしなければならなくなるので、とても負担がかかります。

その為、腎臓病の治療のひとつとして、血圧を低く保ち、腎臓に余計な負担をかけない為に、血圧を下げる薬(降圧剤といいます)を投与します。これらは何十種類もあり、何の薬を使うか、医師の頭を悩ませるところでもあります。

<降圧剤の一例> ブロプレス・エースコール・カプトリル・レニベース・アダラートなど


副腎皮質ステロイドホルモン

免疫抑制剤と呼ばれる薬です。身体にどういう影響を及ぼす薬剤なのかは、話すと長くなるので割愛しますが、腎臓病になると必ず出てくる、「尿中タンパク」を減らす働きをします。「プレドニン」と言う薬が有名です。


血液の固まり(血栓)を作らないようにする薬

「抗血小板薬」と呼ばれる薬です。慢性腎炎の悪化は、血液の中にある「血小板」と言う物質の働きが異常に活発になって起こることがある、と言われています。その「血小板」の働きを抑える薬です。「コメリアン」と言う薬が有名です。

これらの薬のほかにも、状態によって色々な薬を使い分けます。しかし、薬物療法の基本は、最初に挙げた「血圧を下げる薬」を用い、腎臓に負担をかけないようにすることが一番重要です。