臨床工学技師の仕事とやりがい

医療事故を起こさないシステム

腎臓病の治療について

腎臓を患っている方へ

最後に

あなたへのメッセージ

このホームページでは「私の腎臓病の闘病記」、「病気がきっかけで臨床工学技士という職業に巡り合えた事」、「実際に臨床工学技士になってからの仕事内容」「実際に操作・管理する医療機器」など、

「私の腎臓病」   「臨床工学技士」

と言う二つのキーワードと、それを繋げる背景などについて記させていただきました。私が患っている「慢性腎炎」は、2008年現在、国内で1330万人もいます。また、人工透析患者数は28万人にものぼります。

こんなにも多くの方が、私が辿ってきているような苦しみを味わっているんだ、と思うとやり切れない気持ちになります。しかし、私の場合、そこから救ってくれたのが、「臨床工学技士」と言う職業との出会いでした。

臨床工学技士になり、人工透析患者様と触れ合い、お互い経験があるからこそ話せる本音が、そこにはありました。

いつも明るく元気な患者様が、実は「あれもダメ、これもダメ、もう何を食べていいのかわからなくなった」と、私の前で涙をこぼしていました。

「食べたいもの我慢して、飲みたいもの我慢して、その先に見える景色って一体どんなんだ?我慢に我慢を重ねて、そこから見える景色ってそんなにいいもんなのか?多少寿命が短くなっても、食べたいもの食べて飲みたいもの飲める、そういう生き方を俺は選んじゃいけないのか?」と涙目で怒鳴られる事もありました。

しかし、そんな患者様に対して、私が、同じ腎臓病だから理解できる気持ちを汲み取って、患者同士として、本音で話し合う事によって、気持ちが楽になってくれる事が多々ありました。逆に、自分が患者様に力をもらえる事もしばしばありました。

・・・もしかしたら、医師に聞かれたら、「医療スタッフが何を言ってるんだ!」と怒られてしまうような会話もしてきたと思います。しかし、患者様も、「多少寿命が縮まってもいいから、『今』これが食べたい」と思う時があると思いますし、私もその気持ちは痛いほどわかります。それは、自分も経験しているからです。

その気持ちを否定して、「一生我慢して生きながらえろ」と、本人ではない、医療スタッフが言う権利はない、と私は思います。自分は、臨床工学技士になって、「患者同士」として関わる事ができてから、人生が変わった気がします。

「他人にできないことを、自分はやっていけている」と思えるようになってきました。事実、「そんな事言ってくれるのはあんただけだよ」と言ってくれる患者様が多いです。

この実体験を、全国に1300万人以上いる慢性腎炎患者様に、28万人以上いる人工透析患者様に伝えたく、このホームページを作成いたしました。

「誰も、私のことわかってくれない」と思っている患者様。是非私にメールをください。私なら解ってあげられるかもしれません。

そして、「臨床工学技士」と言う職業に興味を持っていただけた方がいたなら、これをきっかけに、是非色々調べてみてください。そして。

繰り返しになってしまいますが、このホームページを読んでくれた中高生や、進路に悩んでいる方達、また、社会経験があるが人生のやり直しを決意し、数年後に「臨床工学技士」になってくれた方が1人でもいたなら、これほど嬉しい事はありません。