臨床工学技師の仕事とやりがい

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「私」と「臨床工学技士」

国家試験本番。そして・・・

国家試験は、前半90問、後半90問、全180問。全問5択の問題。これで合計6割、108点以上取れば合格となる。

まず前半。最初の20問程度、解剖生理学が全く解らない・・・まずい。まずい・・・しかし、それから後は今まで勉強してきた問題の応用だったりで、わからない問題はそう多くは無かった。

午前中の試験が終わり、昼休み。やはり、皆最初の20問ぐらいの出来具合が不安そうで、「全然できなかった~」「今までで一番難しくなかった??」と言う声が聞こえた。

そして、後半。ここでは工学系の問題が多く、計算問題なので、知識だけでは解けない問題が多い。ここで如何にミスを減らすかが勝負。後半の感触は良かった。しかし、マークシートの塗りつぶしが一問ずつずれているのが解り、泣きそうになりながら直した。なんとか間に合った・・・

そして、後半終了の鐘が鳴る。

ようやく終わった・・・

3年間の集大成。なんとか受かってほしい、というのは全員の願いだったと思う。

国家試験が終わった夜、クラスは二手に分かれた。「やっと終わった!パーッと飲もう!」と言う人達と、「国家試験の出来具合が気になる・・・自己採点しよう」と言う人達。私は、後者のグループになり、10人ぐらいで、同期の家に集まって、答え合わせをした。

次の日、先生と生徒皆で回答を作成するのだが、それまで待てなかったのだ。クラスで、模試の成績が180点中160点以上をキープしていたH。150点前後をキープしていた私とO。この3人を中心に、答えがどれかを話し合って、答え合わせをしていった。

前半の30問程度の答え合わせが終わった時、一緒にいたKが壊れた。全然答えが合わなかったからだ。「俺もう落ちた~・・・」とフラフラ違う部屋へ行き、鈴木雅之の「違う違う そうじゃない」という曲を聞き出した・・・(笑)

まぁ、Kの名誉の為に言うが、そのKは終わってみれば140点。余裕で合格だったのだが(笑)

・・・話を戻そう。

全部の答え合わせが終わった後(約10問程度、回答不明な問題あり)、私を含め、その場にいた全員が合格圏内。回答不明な問題全てが間違ってたとしても、全員108点は超えていた。そこから先は、彼の自宅でしゃぶしゃぶのお祝いをやった(笑)

・・・しかし次の日、皆学校に集まり先生と数名の生徒で回答を作成し、答え合わせをする事になっていた。(ちなみに、国家試験の解答は、試験監督事務所からは配られる事はないので、自分達で作るしかない)私も含めた生徒と先生で作成した回答で、答え合わせをした。

・・・90点台、2名。10問程度の「答えが解らない」問題は、点数に加算していないので、その解答が全部合っていれば何とか合格できるが・・・5択の問題10問。それが「勘」で、全問正解している事は0に近い。

・・・合格発表を待たずして、不合格者2名。また、合格点ギリギリで、発表までわからない、と言う人も数名。私は150点を取り、余裕で合格だったのだが、その人達を見ると、素直に喜べなかった。

特に自分は、先生から「成績の上がらない人達を引き上げてくれ」と言われており、それができなく、全員揃って合格できない事に、少し責任を感じていた。

4月上旬、合格発表。私は予想通り合格。自己採点で90点台だった2人は、やはり不合格。しかし、ギリギリだった数人は、全員合格していた。40人中38人合格。それぞれ、臨床工学技士として、それぞれの職場で働く事となった。

※「国家試験浪人すると、合格率は50%になる。一発で合格しないとその後の合格はなかなか難しい」といわれている中で、翌年1人合格。更に翌年、最後の1人も合格。結果、3年かかったが、40名全員合格する事ができた。